この度、ニヴァンテ公演『ライトな兄弟』の成果により、藤田善宏は平成29年度(第72回)文化庁芸術祭の舞踊部門・新人賞を受賞致しました!
受賞理由
子供から大人まで歓声の絶えない、オリジナリティーあふれる舞台。歴史に残らぬ「ライトな兄弟」をモチーフに、ダンサーら8人がカラーブロックやソロバンなど、身近な道具を活用して踊り、観客の想像力をかきたてる。藤田善宏は振付家・ダンサー・デザイナーとして創作を主導。アイデアの柔軟さと多彩さに将来性を感じさせた。
[藤田コメント]
この度、平成29年度(第72回)文化庁芸術祭・舞踊部門におきまして新人賞を受賞いたしました。
僕が個人活動として始めてまだ間もないプロデュースユニットCAT-A-TAC(キャットアタック)の関連作品、ニヴァンテ『ライトな兄弟』の成果を評価していただいたとの事です。
ご来場いただきましたお客様、仲間達、関係各位の皆様に心より御礼申し上げます。
この作品は、コンテンポラリーダンサー・タップダンサー・ミュージシャン・俳優など、異業種コラボレーションの魅力を最大限に盛り込んで創作いたしました。ずっと以前から頭の片隅にあった、どこかにいたかもしれない架空の兄弟のオリジナルストーリーです。子供からお年寄りまで三世代が並んだ客席から盛大な拍手がきた瞬間、胸が熱くなった事を思い出します。
まだまだやりたい事がたくさんあります。
これからも精進して参りますので、今後とも藤田善宏 及び CAT-A-TACでの様々な挑戦を一緒に楽しんでいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします!
▲ニヴァンテ『ライトな兄弟』ダイジェスト版
ニヴァンテとは?
藤田善宏と村田正樹が組んだ、コンテンポラリーダンスとタップダンスが融合したパフォーマンスユニット。独特の雰囲気を持つ二人の掛け合いが、まるで子供の空想世界を体現したかのようなフンワリとした世界感を生み出します。軽快な音楽のような心地よいタップ音が鳴り響き、なんでもかんでも踊りだす。舞台が始まるとそこはもう非日常ワールド全開!
インタビュー

第三回目の「コラボな〜ら」(2014年開催)時の座談会にて、2人の「なれそめ」を紹介しています。
プロフィール
藤田善宏(ふじた よしひろ)
振付家/ダンサー/デザイナー
プロデュースユニットCAT-A-TAC主宰・ダンスカンパニーコンドルズのメインダンサー。 フジTV「かくし芸大会」他、PV、CMなど振付多数。パルコ・プロデュース『空白に落ちた男』(作・演出:小野寺修二、主演:首藤康之)、NODA・MAP 『パイパー』(演出:野田秀樹)、『マリウス』(演出:山田洋次 主演:今井翼)出演。グローブ座主催『中の人』(主演:加藤シゲアキ)振付出演。 『カッコーの巣の上で』(主演:小栗旬、演出:河原雅彦)ステージング担当。「福井しあわせ元気国体・大会ダンス」振付。NHK総合「サラリーマンNEO」 内「テレビサラリーマン体操」 レギュラー出演。群馬大学非常勤講師。
村田正樹(むらた まさき)
タップダンサー
高校でストリートダンスを始め、24歳の時、仙台でTAP DANCEと出会い、熊谷和徳氏に師事。Kaz Tap Companyでの活動を経て現在ソロタップダンサーとして活動中。2010年にはCANON EOSのCMにも起用。2015年福岡ダンスフリンジフェスティバルにて、海外招聘に複数ノミネート。同年別府現代芸術フェスティバル2015「混浴温泉世界」に出演。テニスコーツ・大口俊輔との共演や、ダンサー藤田善宏(コンドルズ、CAT-A-TAC)とユニット”ニヴァンテ”としての活動、下司尚美主宰”泥棒対策ライト”、福留麻里の作品に参加など様々なフィールドで活動中。ソロでの作品創作を続けながら自分らしい表現を探求中。
WORKS