Workshop:『コラボな〜ら』 第二回 眼鏡×ダンス
異業種コラボワークショップ企画『コラボな〜ら』
第二回 眼鏡×ダンス
はじ眼まして!
自分はメガネが似合わない・・なんて思っていませんか?
そんな訳がありません!
だってこの世の中に、どれだけの種類のメガネがあると思いますか?
とりあえず、見てみましょう。触れてみましょう。掛けてみましょう。
ついでに撮られてみましょう。モデルやってみましょう。ポージングつけてもらいましょう。
パシャッ!パシャッ!
フラッシュのたかれる中、個性的な面白いメガネで、ちょっと変わったポージングで、あなたの違う一面に出会いましょう。
安心して。プロがお手伝いします。
「なんだか気になるあのコに会う」ぐらいの、自分流オシャレをしていらっしゃってください。
はじ眼ましてのあなたに出会えるのを、心よりお待ちしております。
内容
モデル体験をしてもらいます!
講師が選んだ眼鏡で、ちょっと変わったポージング指導を受けて、
プロのカメラマンが撮影します。その他おもしろ企画も!
記念にお撮りしたお写真は後日お送りさせていただきます。
ゲスト講師:眼鏡スタイリスト 藤裕美 ▽講師プロフィール
講師:藤田善宏
カメラマン:藤堂正寛
日時 | 2014年3月16日(日) 2講座開催 ※続きの講座ではありません。どちらか都合の良い時間をお選び下さい。 |
---|---|
場所 | 原宿 さくら (〒151-0051 渋谷区千駄ヶ谷3-54-8) |
時間 | 180分 |
定員 | 各10名〜20名程度 |
料金 | 3,000円 |
持ち物 | 基本的に、メガネはこちらで用意します。 身体を動かす際は靴を脱ぎます。裸足もしくは靴下で。靴下の汚れが気になる方は、替えをお持ちください。 帽子・スカーフなど、使用したい小物がある方はお持ち下さい。 |
服装 | 撮影をしますので、”おめかし”をしてお越し下さい。ドレスやタキシードなどの正装でなくてかまいません。 あなたのお持ちの”ちょっとオシャレな服装”でどうぞ。 |
特別講師
藤 裕美(とう ひろみ)
1977年福岡県生まれ。眼鏡スタイリスト。
10年間、眼鏡屋で働きながら彫金技術を学び、ネジからすべてめがねを製作、個展もひらく。2001年、24歳のときに店長として、SHOPプロデュース、買い付け、さまざまなイベントを企画。2007年、ドイツへ渡り、眼鏡ブランド『FROST』に勤務。作り手側からもめがねの知識を深める。帰国後、2009年から眼鏡スタイリストとして活動を開始。
いとうせいこう氏との出会いにより、自身のHPで「眼鏡予報」をスタート。2011年著書「めがねを買いに」出版。国内外で著名人のスタイリングや、誌面でのスタイリング、講演会、デザインアドバイスなど、めがねにまつわることをなんでもしている。昨年「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」にも出演し、メディア露出も増え、常に新しいめがねの発信を続けている。
■HP「眼鏡予報」
インタビュー
Q、三人は以前からのお知り合いですか?
- 【藤】
- FROSTというメガネブランドのイベントの際に、デザイナーさんに「あの人に”メガネカッコいい!”って伝えて来て。」と言われて藤田さんに私から声をかけたのが初めてです。そしてその場で一本買ってくれて。(笑)
- 【藤田】
- まんまと!(笑)そこから親交が生まれ、僕の舞台を観に来てもらったり。
- 【藤】
- そのご縁で、”モード・オプティーク”という雑誌に出てもらいました。それが藤田さんとは初仕事かな。
- 【藤堂】
- 僕は藤田さんとちゃんとお話したのは、藤さんと一緒に参加した”D♥Y【ディーアイワイ】”というイベントが初めてかも。もちろんその前からコンドルズとしては知っていたんだけど。僕の所属する”DOUBLE FAMOUS”というバンドの曲を使ってくれてたり、その他にもご縁があったりで。
- 【藤田】
- 逆にお二人は?
- 【藤】
- 10年以上前からですかね。同郷でして。
- 【藤堂】
- 二人とも福岡出身なんですが、福岡って何かやってる人が割と自然と集まる雰囲気があって。実際、藤さんが昔働いていたメガネ屋さんでメガネの写真展をやらせてもらったこともあります。
- 【藤】
- で、お互いに東京出て来るタイミングが同じで、まだそんなに知り合いはいないけど私はやりたい事がいっぱいあり、色々協力していただいたりで現在に至ります。長年やってみて、やっぱり藤堂さんとは同じ感覚が共有されているというか、やりやすい。ツーカーです。お兄ちゃんみたい。同じ福岡時間が流れているんでしょうね。
Q、元々お知り合いの三人さんでしたが、今回のWSをやるきっかけは?
- 【藤田】
- まず僕が異業種の方と「コラボな〜ら」をやりたいと思った時に、《動き×動き》でなく、《身につけるもの×ダンス》を組み合わせたらどうなるんだろうと。そう思った時に以前お二人でやってらっしゃった”D♥Y”でのワークショップを思い出して、メガネという題材に僕なりにアレンジを加えられたら面白い、と思ったんです。その福岡の空気感の所に僕も入りたいと。
- 【藤】
- チーム福3?(笑)
- 【藤田】
- 同じ福でも僕は全然違う福井県ですけどね。福岡県と違ってうちはもう少しジメっとしてる空気感。(笑)
Q、”眼鏡スタイリスト”さんのお仕事というのは?
- 【藤】
- 大まかに言うと「ユーザーとメガネをつなげる仕事」です。具体的には、メディア関係のスタイリングと、海外ブランドのメーカーやショップのコンサルトをやったり、”メガネ”のキーワードで様々な事をやります。「メガネに興味のない人にもメガネをみせる」事もどんどんしていきたい。実際イベントなどでも今までなかった表現で皆さんにメガネに対して関心をもってもらいたい、という事を心がけています。
- 【藤田】
- メガネの伝道師だよね。いつからメガネに興味を持ったの?
- 【藤】
- 中学時代から掛けはじめて、でも実は当時はそんなに好きじゃなかったんです。でも高校生の時にすごく好きなメガネ屋さんに出会って。そこからメガネが面白いと気付きました。
- 【藤田】
- 高校生で気付くなんて、さすがだね。
- 【藤】
- 当時RIKAKOさん全盛期で、TシャツGパンだけのシンプルな装いでもカッコいいという風潮で。でもあれって誰でも似合うというよりも、中身もともなわないと似合わないと私は思っていて。だから高校卒業したら素敵なマスターのいる喫茶店でバイトするぞと決めていたんですよ。(笑)でも、さっき話に出てきた好きなメガネ屋さんで1本のメガネに出会って・・・。
- 【藤田】
- 運命のメガネ?
- 【藤】
- そう。そのメガネをかける事により「部屋着が外着に変わる」という事に衝撃を受けたんです。たった一本掛けるだけでその人の雰囲気がガラリと変わる。周りの反応も如実に変わるんです。アイテムの強さ。それに気付いたのがきっかけです。卒業したら私は福祉の仕事をしたいと思っていたので福祉の短大に進んだのですが、大学に編入するタイミングで悩みました。やっぱりメガネの事も忘れられなかったので。そして結局はメガネの仕事を選んだんです。
- 【藤田】
- でもある意味、今のメガネの仕事って福祉の要素も入ってるよね?
- 【藤】
- そうですね。今もボランティアで老人ホーム訪問させてもらったりしているので、結局両方つながってくれて嬉しいです。
- 【藤堂】
- メガネは医療器具でもあり、オシャレのツールでもありますよね。
- 【藤田】
- ちなみに、高校生の時のメガネは今も持ってるの?
- 【藤】
- 持ってますけど・・・今思うと全然、似合ってないです(笑)。
- 【藤田&藤堂】
- (笑)
- 【藤田】
- ちなみに藤堂さんはずっとメガネだったんですか?
- 【藤堂】
- コンタクトの時期もあったけど、気付いたらメガネでしたね。
- 【藤】
- 出会った頃、覚えてないなあ。(笑)その頃もう藤堂さんは音楽活動とかもされていたので、アーティストさんだ!すごい!て印象。あ、私、実は写真を撮られるのがとても苦手なんですけど、当時共通の知り合いの本の写真を藤堂さんが撮ってらっしゃって、その写真はすごくいいなと思ったんですよね。自然で。それで私の宣材写真の何枚かも藤堂さんに撮っていただきました。きっと私、とても撮りにくい被写体だったと思いますが、さすが藤堂さんで、私もその写真はとても気に入ってます。
- 【藤田】
- で、ますます全幅の信頼を置くようになったんだねー。
Q、藤堂さんは、音楽と写真、両方をお仕事にされてらっしゃいますが、同じ頃から始められたんですか?
- 【藤堂】
- 父が昔からカメラをやっていて一眼レフカメラを引き継いだのがきっかけですかね。大学も芸術学部写真学科でした。僕は二つのモノを欲張っているけど実は、音楽とか写真って全部つながっていて、一つの塊として捉えているんですよ。当時はビート・ジェネレーションが流行っていて、その文化もそうですが、70年代前半の文化の香りの中に音楽とか写真とかが1つの線上にあって、それが繋がっているのかなという感覚。表現する道具として、藤田さんは身体だったりしますが、僕の場合はたまたまカメラだったり楽器だったりしたのかなと。
- 【藤田】
- なるほど。腑に落ちる感じがします。僕もたまたまダンスという媒体を通して表現をしているけど、その表現方法は偶然ですが必然かなと思います。
Q、先程メガネは強いアイテムというキーワードが出ましたが、みなさんは場面で使い分けたりしていますか?
- 【藤田】
- スーツの時にネクタイや時計を変えるように、メガネもどんどん服装に合わせて変えていけば、自分を違う見せ方ができるようになると思うんです。例えば女性の方はお化粧にとても気を使われるけど、同じ顔に持って来るメガネは何故いつも同じなのか?それこそ、仕事用、プライベート用、パーティー用とか使い分けれるともっと面白くて化粧も楽じゃないかなと。勝負メガネ!とか持っててほしい。個性派ファッションって雑誌特集とかもあるけど、メガネは割とみんな同じ黒ブチのものとか並んでいるのをみると、そこも変えて欲しいなあと思ったりしますね。
- 【藤】
- そうですねえ。流行りのメガネがあると割とみんな同じでも、かぶっているのに気付かない。
- 【藤田】
- カバンはかぶると嫌がる人は多いのにね。
- 【藤】
- 私は職業柄、その日会う人の雰囲気や場所で変えます。例えば、初対面の人だったら、これぐらいは受け入れてもらえるかな?という事も考えて、パッと見はサラッとしているけど実は木で出来ていたり、型が少し変わっているけど前に出ないタイプだったり。逆に今の私の格好でも、メガネを奇抜なモノに変えるだけでちょっとしたパーティーに行けたりもしますね。メガネというワンアイテムを変えるだけで、オシャレしてる感はすごく出る。
- 【藤田】
- ノーメイクでもメガネ次第でいけるんじゃないかとか思っちゃう。
- 【藤】
- でも中途半端なものをかけると、「自分は似合わない」と勘違いされたりする場合もあるんです。みんな自分に似合うメガネと種類を知らないだけで、それは自分の仕事でもあるのでもっと伝えていかなきゃいけない立場なんですけどね。とりあえずで購入したメガネだからと愛していない人が多いんです。私は眼鏡スタイリストという仕事ですので、時々会う方に「私のメガネ、良いモノじゃないので恥ずかしいです」と恐縮される事があるのですが、みなさん自分に似合っているメガネかどうかも自信がないみたいで。
- 【藤田】
- 僕もそんなメガネ、どこで売ってるんですか?ってよく聞かれるなあ。
- 【藤】
- メガネの情報がわかりにくいのかも。どこでどういうのが売っているのか・・。メガネが嫌いです、とハッキリおっしゃられる方のほとんどが、割と掛けられればいいやってコンビニ感覚であまり選ばず購入されている方が多くて。それって、ちょっと例えが乱暴かもですが、回転寿司でしかお寿司食べた事がないのに、お寿司って「こういうもの」って決めつけてしまって、美味しくないよねって言ってるようなもので。だったら一度だけ、ちょっと高価でもこだわりのあるモノがズラリと並んでいるお店に行ってみてから判断してほしいなと。掛けず嫌いの方が多いのが悔しい。
- 【藤田】
- 本当に種類は色々あるし試してほしいよね。もしかしたら、そういうメガネ屋は敷居が高いってイメージが先行しているのかな?入ったら最後、買わなきゃいけないって。
- 【藤】
- なかなかそういうお店に足を踏み入れにくい方の為に、私はイベントで、買わなくても大丈夫って気楽さの中で一度そういうメガネを実際掛けてもらって、あれ?なかなかいいじゃない?ってせめて意識だけでも変えるきっかけにしてほしいと思っています。その際に、藤堂さんに写真に撮ってもらって「残す」という力を加えて、カメラマンに撮られたという楽しい体験の思い出を、メガネって面白い!って記憶に転化していってもらえれば嬉しいですね。
- 【藤堂】
- あと、藤さんのメガネ選んでいる姿ね。
- 【藤】
- あ、よく言われるのが、私がメガネを選ぶ時の瞬発力がみていてなんだかすごいと楽しんでもらえているようで。
- 【藤堂】
- 鬼気迫るものがありますよ。(笑)
- 【藤】
- でも一度藤田さんをイベントで撮った時、藤田さんどんどん動きが変わるから藤堂さんも熱くなって、なんだか男同士のバトルが見えた事も。私はひたすら「Fight!」てジャッジマンのように心の中で叫んでましたよ。(笑)
- 【藤堂】
- いや、燃えますね。(笑)写真を撮る行為自体が高まるんですが、踊っている人を撮るのって、特に自分でもびっくりする写真も多くて。止まらないとわからない動きというか。その出来事の瞬間を静止画で切り取る感覚。身体とか静止したポーズではありえないラインになっていたり。一個一個どこで切り取っても美しい。
- 【藤田】
- 踊っている以上に踊っている表情が出るというか。写真にはその魅力がありますよね。
- 【藤堂】
- こちらとしても新しい発見があります。気持ちが上がりますね。(笑)
Q、今回は皆様にそういう熱い体験をしてもらいたいと?
- 【藤】
- 一般の方がモデル体験してもらう時、やっぱり最初は照れてらっしゃるんですが、「のってきた瞬間」てわかるんですよ。
- 【藤堂】
- ある壁を超えると途端に表情が変わる瞬間がある。思いが自由になるというか、やっぱりわかるんです。
- 【藤】
- 「あ、開いたな」って。やっぱり友達と一緒に携帯で撮るのとは全然感覚が違うので。これだけ手軽に写真を撮る事が出来るようになった時代ですが、ちゃんとセットを組んで、シャッター音とフラッシュの中で写真を撮る、という行為はとてもワクワクすると思います。
- 【藤堂】
- ポージングする、メガネを掛ける、カメラに撮られる。三つの要素が組み込まれた今回のワークショップの体験は、日常にない体験だと思います。
- 【藤田】
- オシャレしてきてほしいよね。パーティーに遊びに来る感覚で。
- 【藤】
- メガネは顔だけのオシャレじゃない。全身のコーディネートなので、自分なりのオシャレで来て欲しいです。
- 【藤田】
- オシャレっていうと敷居が高いと感じる方もいらっしゃるかもですが、キメキメじゃなくていいんです。自分なりのね。日常の範囲内での自分のクローゼットの中の一軍の服とかね。こちらで少しだけ帽子やストールなど小物も用意してますので。
- 【藤】
- 髪型とかも下ろしたり、アップにしたりで印象がガラリとかわるので、自分の好きな髪形で来てください。それに合わせて私もスタイリングさせていただきます。
- 【藤田】
- 私を料理して!みたいな。(笑)もちろん男性も歓迎!カメラも予想外の角度から撮りにきたりして面白いよね。
Q、具体的に今回のワークショップはどんな内容になりそうでしょうか?
- 【藤田】
- ダンスというとどうしても、身構える方がいらっしゃると思いますが、身体の1つ1つの動きに注目していこうかなと。そういう点で、今回は”ポージング”という形でいきます。それを写真で撮られる事により、客観的視点で自分と向き合ってもらいたい。
- 【藤】
- あとはメガネを掛けるだけで、まだ「自分の知らない顔」がある事を知って欲しい。またこういうプロにポージング指導されてメガネを選んでもらえて、ちゃんとしたセットの中カメラマンに撮ってもらう経験ってなかなかないと思うので、この機会を上手く使って全部を通して自分の新しい一面に気付いて欲しいです。
- 【藤田】
- 一つのキーワードに”変身”というのがあります。そういう意味でも、新しい自分、「はじ眼まして!」という言葉をつけました。
Q、それでは、皆さんに一言お願いします。
- 【藤田】
- 楽しむ気持ちで来てください!それだけで充分!メガネを好きな人もそうじゃない人も来てください。自分に自信がない方も自分大好きな方も歓迎します。一人で参加しても友達と参加しても楽しめます。僕の公演を観た事ないお友達を誘っても全然大丈夫。
- 【藤】
- 絶対メガネを好きになって帰っていただきます!あなたの知らない新しい顔、知っていただきます!
- 【藤堂】
- 新しい自分を発見して、楽しさを広げてください!
- 【藤田】
- あなたが知らない楽しさってまだまだあります。是非、気楽に!ご両親や旦那さんや奥さんや、家族で来ても楽しいよ。お待ちしております!