Workshop:『コラボな〜ら』 第三回 タップ×コンテンポラリー
多ジャンルとのコラボレーションに挑む、新たなワークショップ『コラボな〜ら』
第三回 タップ×コンテンポラリー
各分野のスペシャリストと、藤田善宏がコラボレーションに挑む新たなワークショップ『コラボな~ら』。
今回は二つのダンスを一度に体験!
タカタンタンッ! あの軽快なステップ、一度は憧れませんでしたか?
あなたも軽やかなリズムを刻んでみましょう!
タップダンスとコンテンポラリーダンスがどのように融合するのか、あなたに実際にやってみていただきます。
もちろん初心者歓迎です!
内容
ゲスト講師:村田 正樹 ▽講師プロフィール
講師:藤田 善宏
日時 | 2014年6月15日(日) 2回開催 昼の部:13:00〜15:30 ※続きの講座ではありません。どちらか都合の良い時間をお選び下さい。 |
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場所 | ATELIER(アトリエ)K.K. (東京都目黒区上目黒 1-5-10 中目黒マンション B1F-11号) |
時間 | 150分 |
定員 | 各10名程度 |
料金 | 3,000円 |
持ち物 | 身体を動かす際は靴を脱ぐ場合があります。 靴下の汚れが気になる方は、替えをお持ちください。 |
服装 | 動きやすい服装でお越し下さい(Tシャツ、ジャージなど)。もしくは、着替えをお持ち下さい。 |
特別講師
村田 正樹(むらた まさき)
宮城県出身。
小学5年生の時、MCコミヤの”遣唐使”に合わせ、初めて人前で創作ダンスを披露。
高校時代にHIP HOPダンスをはじめ24歳の時、仙台でTAP DANCEを始める。
その後上京し、タップダンサー熊谷和徳に師事。KAZ TAP companyのオリジナルメンバーとして、日本全国、またアジアでのフェスなど様々な舞台に出演。
マイムやダンスを取り入れたパフォーマンスで、世界観あるタップダンスを踊る。
■HP「村田 正樹@KAZ TAP STUDIO」
村田正樹ソロ企画
「MURATA黄昏34.2 梅雨場所ー鳴る靴を履いたエゴー」
構成・演出:村田正樹
出演:村田正樹(tapとか…)
【日時】
2014年6月6日(金) 19:30開演
2014年6月7日(土) 15:00開演
2014年6月8日(日) 15:00開演
※開場は開演の30分前
【会場】
両国門天ホール
※日替わりゲストもあり!詳しくはこちら。
インタビュー
第三回目の「コラボな〜ら」は、なんとなんとの”タップ×コンテンポラリー”!
ダンス同士のコラボレーションですが、ワークショップで2種類のダンスを体験できるというのはかなりめずらしいかも!?
一体、どんな内容になるのでしょうか?聞いてみましょう!
Q、お二人の出会いは?
- 【藤田】
- 出会いはあれだよね。去年ソロ公演を観に来てくれて。
- 【村田】
- そうです。そこで初めて楽屋に行って、ご挨拶させてもらったんです。一緒に観に行った人が藤田さんと知り合いだったみたいなので、どうしても行きたいって言って。まあ、その前から僕は藤田さんの事は存じ上げていたんですけど。
- 【藤田】
- 僕も基本的には終演後だから放心してたんだけど、なんだかムラタップの事はすごく覚えてて。シュッとしたヒゲの男が来たなーって。
- 【村田】
- 本当ですかー!覚えてくれてたのは嬉しい!
- 【藤田】
- 笑。まあ、そこで今度何か一緒に出来たらいいですねーって言ってたら、1月に出た客演の舞台でまた会って。
- 【村田】
- その時は、僕はあんまり藤田さんと一緒のシーンが少なかったのですけど・・・。
- 【藤田】
- うーん、なんていうのかな?ムラタップがタップを踏んでいる横で、マイムのような不思議なシーンがあって、そこで翻弄されるという。水戸黄門における黄門様がムラタップで、スケさんカクさん的な役割の人が僕らみたいな?
- 【村田】
- いやいやいや、なんか恐れ多いですけど!
- 【藤田】
- で、その打ち上げの飲み会で二人で盛り上がっちゃって。なんだかお互い似たような所があるねーって意気投合しちゃって。こうみえて二人ともすごくシャイなんですよ。だから、闘志みたいなモノを出す時は出すけど、出すまでがちょっとジワジワウジウジと時間がかかっちゃう。
- 【村田】
- 完全にばれてますね。笑。
- 【藤田】
- 僕もそうなんだよね。だからこそ共通点が多い僕達で、一緒に出来たらいいねって。で、「コラボな〜ら」の話を振ってみたら結構乗り気だったので。
- 【村田】
- もちろんコンドルズや藤田さんの舞台は観た事あったし、その中での藤田さんの存在感とかにすごく惹かれるものがあり、気になっていたんですよ。踊っている時の世界観であったり、雰囲気であったり、僕の中で好きな部類の人がいるなと。そしたらちょうどそのタイミングでその人がソロをやるって聞いて。僕もソロでやる機会が多いので居ても立ってもいられなくて、実はその日は別の舞台を観に行く約束をしていたのですが、そっち断って行きましたから。笑。そしたら流れ流れて一緒にワークショップ出来る事になったので、なんだか嬉しいです。でも、藤田さんと話すの、最初緊張したなあ〜。
- 【藤田】
- 逆に僕も、TAPPERS RIOTから来た人だーって意識もしてたから、めちゃくちゃシュッとしたイメージがあったのね。だからちょっと緊張したけどねー。それが、話してみればすごく分かり合える感じの人だったので、「いやん、そうなんだ〜♡」ってかなり和んだ。笑。
- 【村田】
- いやあ、ほっとしましたねー。お互いねー。笑。
Q、村田さんはHIP HOPを踊ってらっしゃったとの事ですが、そこからタップダンスへ転向されたきっかけは?
- 【村田】
- 最初はプロを意識せず、ただただ楽しんで踊っていたのですが、ちょっと将来の事を考えだした時に、たまたま熊谷さんのライブが地元の仙台であり、それを観て「かっこいい!」と衝撃を受けまして。そこからちょっとタップやってみようかなと思ってやり出したらどんどんハマっていっちゃって、そのまま上京してきました。24歳ぐらいの時かな。
- 【藤田】
- という事は、タップを始めるにしては実はちょっと遅かったの?
- 【村田】
- 遅いと思います。子供の頃からやってる人も多いので。コンテンポラリーダンスはどうですか?
- 【藤田】
- 大概どっちかかな。自我が生まれる前からお稽古事でダンスをやっていてその流れで続けている人もいれば、物心ついて始める人とか。男性とかは意外と大きくなってから始める人もいる印象だなあ。
- 【村田】
- なるほど。
- 【藤田】
- タップだと、ミュージシャンの方と演じる事も多かったりするの?
- 【村田】
- はい。タップって、ダンスでもあり、パーカッションなどの楽器としての捉え方もあって、ミュージシャンとは、「一緒に演奏する」という感覚もあるので、近いものはありますね。リズムの刻みとか。
- 【藤田】
- タップのすごい所は、ダンスでもあるけど、リズムなんだよね。自分でリズムを生み出してそれで踊る。うちらはやっぱりそれが生演奏でも音源があるものでも、人から出た曲や音で踊るので、その自己完結さは、すごく面白くもあり、かっこいいなとも思う。
- 【村田】
- ほー。
- 【藤田】
- 「共演」というか「共音」という感じ。お客さんとしては、「聞く」でもあり「観る」でもあり、すごく楽しいよね。
- 【村田】
- はい。そういう理由からもミュージシャンの方と演る機会の方が、ひょっとしたら多いのかもしれないですね。
Q、コンテンポラリーダンスの方との共演という機会は多いのでしょうか?
- 【村田】
- 僕は、ないですね。でも僕自身は、前々からとてもコンテンポラリーダンスには興味があります。なんて言ったら良いのか、自由というか。僕はやはりタップ目線になるのですが、ああいう自由な感覚でタップが踊れたらいいなと。そういう意味でも藤田さんからはすごくインスピレーションを受けるので、いつか一緒に演ってみたいと思ってます。
Q、藤田さんは、タップの方との共演はありますか?
- 【藤田】
- 経験はあります。ですが「踏む人」「踊る人」という役割がはっきりし過ぎてるのが、もしかしたら分かりやす過ぎる表現なのかなっと思う時はあります。タップを踏む時はどうしても板があるし仕方ないのですが、もしもその制約を上手く取り払う事が出来れば、面白いんじゃないかなーなんて。とても崩しがいがある世界ですね。あ、じゃあさ、共演しちゃう?
- 【村田】
- わ!是非!これは近々あるかもしれませんね。笑。
- 【藤田】
- 単なる共演だけでなく、ちょっと色々企んでいきたいね。
今回のワークショップの内容は、どのような内容になりそうですか?
- 【藤田】
- コンテンポラリーダンスは、ジャンルがあってないようなものかなと。一方、タップダンスはジャンルが割とはっきりしている感があるので、リズムを作る、のる。など、タップきっかけで楽しみやすいところから入れればなと。
- 【村田】
- シンプルに。足を踏んでリズムを出す、という根源のところから。
- 【藤田】
- タップシューズ履く?
- 【村田】
- 履いてもらいましょう!お貸しします!
- 【藤田】
- このワークショップに来る人達は、きっとタップシューズデビューの方が多いと思うので、きっとその初体験だけでも来る意味あるよ。
- 【村田】
- 初めての人こそシューズを履いて体験してほしいです。金具がついているので、やはりかなり特殊なシューズなので。
- 【藤田】
- きっと初めて履くとテンション上がると思うなー。
- 【村田】
- 絶対上がります!今までの経験上、大人も子供もまず足をバタバタバタッてやっちゃうんですよね。動物的というか、本能。
- 【藤田】
- 実は僕も・・・履いた事ないんだよねー・・・。
- 【村田】
- 藤田さん、ないんですか!?
- 【藤田】
- うん、実は・・・。一緒にワークショップやろうっと言ってるのに。笑。だから今回はみんなと一緒に僕もバタバタやろうかと。みんなと同じ目線で僕も頑張るっていうね!
- 【村田】
- あはは。それは皆さんと一緒に藤田さんの初タップがみれますね〜。そういう時間大事ですよ。
- 【藤田】
- あ、やっぱりその前に秘密の予習をしとこうかな〜?
- 【村田】
- いやいやいや〜。ほんとですか!笑。じゃあ僕、それ付き合いますよ!
- 【藤田】
- まあでも参加者のみんなも、きっと初めてでも何回かやると簡単なリズムは踏めるようになるよね?
- 【村田】
- きっと大丈夫です。
- 【藤田】
- そこに、僕が振付したものを踊ってもらったりね。足も手も大変な事になるかもだけどね。手加減はします。笑。でも本当に気軽に来てください。バレエもタップもやっぱり少し高尚なもんってイメージがあると思うのですが、そういう意味ではとても今回はとっかかりとして触れやすい機会です。
- 【村田】
- タップはどうしてもそういうイメージがありますよね。タップシューズ持ってないと始められないみたいな意識もあるし。今回は本当に気軽に参加してもらえればと思います。
Q、みなさんに一言ずつお願いします。
- 【藤田】
- 僕もタップは初心者なんで!
- 【村田】
- あらら。笑。
- 【藤田】
- そこにコンテンポラリーダンスの要素もつっこんで、新しいワークショップの形式にしていきたいです。タップとコンテンポラリーって、舞台の共演としては結構あると思うのですが、なかなか一緒になったワークショップってないので、面白い体験が出来るはず。僕と一緒にタップダンスを知りましょう!
- 【村田】
- タップダンスが特別なものでなく、割と気軽に始められるんだよっていう入り口になればいいなと。あと、僕もコンテンポラリーダンスを初めて習うので、コンテンポラリーダンスの面白さを一緒に体験したいです。そこから、タップダンスとして、足だけでなく全身を使ったパフォーマンスというものの可能性も見いだしていけるといいですね。来てくれる皆さんにも、新しいものを体験したと思ってもらえるように頑張ります。
- 【藤田】
- 僕が上半身担当で、ムラタップが下半身担当で・・・。
- 【村田】
- いやいやいや。笑。でも、かなり楽しみですね!
- 【藤田】
- 気軽にご参加お待ちしております!